痛風 喫煙

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痛風と喫煙の関係性〜タバコがもたらす影響

 

痛風の原因のひとつに喫煙があるとされています。喫煙のデメリットはたくさんありますが、痛風のリスクもあるとしたら、かなり気になりますよね。この記事では痛風と喫煙の関係性を特集しています。

 

■痛風と喫煙の因果関係

結論から言うと喫煙が直接痛風を起こすわけではありません。痛風の原因となるのは尿酸です。尿酸が増加することで結晶化してしまい、その結晶が関節に付着することで、激痛となるのが痛風なんですね。タバコには直接、尿酸を増加させる効果はありません。

 

それにも関わらず痛風と喫煙の関係も多く指摘されています。では、なぜ喫煙が痛風によくないといわれるのでしょうか?

 

■喫煙による体への影響が痛風を招く

喫煙が痛風によくないとされるのは体への影響です。ひとつは肺へのダメージ。肺がダメージを受けると心臓の機能が低下してしまいます。血液の流れを作っているのは心臓ですよね。心臓の機能が低下すると、血液の流れが悪くなってしまいます。そうすると血中の尿酸が排出されにくくなり、尿酸値が増加してしまうと考えられているんですね。

 

ふたつめは、ニコチンが及ぼす血管への作用。ニコチンは血液中に取り込まれると、血管壁に血栓となってこびりついてしまいます。これが原因で血液の流れが悪くなり、尿酸値を増加させるという説があります。

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■喫煙が痛風予防になるという説もある

これまでとは逆に、喫煙が痛風予防になるという説もあるんですよ。スタンフォード大学メディカルスクールで行われた調査結果によると、男性のみに、痛風になるリスクが減る傾向があることが分かったようです。しかし、女性には予防効果は見られず、男性に関しても、喫煙をすることで痛風にどんな影響を与えているかは不明とされています。

 

さらに調査の代表者であるWeiqi・Wang氏は、喫煙が健康を損なうことは間違いないので、この方法はおすすめできないと述べています。健康上の理由からこの方法は避けたほうがいいでしょうね。

 

■まとめ

・喫煙が直接痛風を起こすわけではない。痛風の原因は尿酸値が増加すること。

 

・喫煙をすると心臓の機能低下やニコチンによる血管作用が起こる。この影響で尿酸値が増加し、痛風を招くと考えられている。

 

・痛風予防になるという説もある。実際に行われた調査結果では男性のみにその効果が見られた。しかし、健康上の理由からこの方法はおすすめできない。

 

 

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