痛風 塩分

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痛風発症中は塩分に要注意!高血圧を招くその理由

 

痛風を患っている方は、高血圧を合併する可能性が高いと言われています。実際に、痛風患者で40%、痛風の原因になる高尿酸血症患者では20%が、高血圧を合併しているという調査結果があるんですね。高血圧のおもな原因は塩分の摂り過ぎとされていますが、痛風を発症している場合、さらに気を使う必要がありそうですよ。

 

■塩分が高血圧を引き起こす理由

塩分が高血圧によくないと言われるのは、ナトリウムが体内に増加するためです。ナトリウムが体内に増加すると、腎臓は排出するために、普段以上に強い力を使わないといけないんですね。

 

そうすると血液中の水分が増えてしまいます。血液のかさが増したことで、血管の圧力がかかり、
心臓に負担が大きくなった結果、血圧が上昇してしまうのです。

 

■痛風患者はさらに心臓に負担がかかる

痛風を発症している場合、ナトリウムを排出するための力はさらに必要になります。その理由は血管内の尿酸。
そもそも痛風は、増えすぎた尿酸が結晶化して起こる病気です。結晶化した尿酸は血管内で蓋となってしまい、血液の流れを悪くしてしまうんですね。

 

そのため、心臓はより大きな力を使って、ナトリウムを排出しなければいけません。このことが原因で、痛風患者が高血圧を発症しやすくなっていると考えられています。

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■塩分は控えめに

これまでお伝えしたように、塩分の過剰摂取は高血圧を招いてしまうことがあるんですね。とくに痛風を発症している場合、その可能性が高くなるので、塩分は控えめにしたいです。塩分の多いインスタント食品や漬物、加工食品(ハム・ソーセージなど)は控え、醤油や味噌などの調味料の使いすぎも避けるようにしましょう。

 

厚生労働省は、1日の塩分の摂取量を10g以下にするように推奨していますので、なるべくその範囲に収まるよう、普段の食生活を意識することが大切です。

 

■まとめ

・塩分をたくさん摂り過ぎると体内にナトリウムが増加してしまう。ナトリウムが増加すると、心臓に負担をかけるので血圧が上昇する原因になる。

 

・痛風患者の場合、尿酸が原因でナトリウム排出により強い力が必要になる。その結果、心臓にさらに負担をかけて血圧が上昇してしまう。

 

・高血圧予防には塩分を控えること。塩分の多い食品を控えめにして、厚生労働省の基準値である10g以下にしたい。

 

 

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